2006年08月19日   箱根ロマンスカー


私は特に電車マニアではないのですが、小田急線にはちょっとした思い入れがあるのです。ロマンスカーという名前がとても優雅です。

昔、世田谷区の東松原という所に住んでいた事がありました。
近場の公園として羽根木公園でよく遊んでおりました。前にした梅丘図書館の話題はこの頃の体験です。この羽根木公園の丘の上から、小田急線のロマンスカーが走っていく姿が見えたのです。梅丘を通過するときに、独特な警笛音を鳴らして通過していきました。
その景色が記憶にあるため、特に印象深いのだと思われます。

昭和40年代のロマンスカーから先頭車両が特徴的で、運転席が二階にあったため、最前席は視界が独占できる特等席でした。何となくウルトラセブンに似ていると子供心に感じていました(それで更に愛着が深くなったのか?) 昭和の頃の丸みのあるデザインには特に親近感を覚えます。

一番好きだったこの車両の写真はありません。ネット上でもめったに見かけないのはどうしてでしょう?大変美しいデザインでした。 その後・・・
7000系LSE→10000系HiSE→20000系RSE→30000系EXE→50000系VSE という風にデザインが変わってきた経緯があります。

昨年デビューしたVSEは、欧州の新幹線の様なイメージでなかなか格好良いです。それなのに・・・写真を撮るのを忘れています。私としたことが・・・これまた何故だろう・・・?

(写真はこの7年間に乗ったロマンスカーの車両の変遷)


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

2006年08月21日   箱根登山鉄道


箱根湯本から山の上の方(強羅)まで上がって行くのには、箱根登山鉄道というのを利用します。ケーブルカーではありませんので、車両自体の動輪のみで急勾配を登っていく国内唯一の電車です。

何しろ、一車両の前後で1メートルの高低差があるとのことですから、3両では3メートル差にもなる凄さです(車両は短い)その勾配率が急なだけでなく、山肌に沿った急カーブは恐ろしく小回りで、乗っていると電車が倒れるのではないかと不安になる程激しいカーブです。

また、山の斜面を切り開いてひいた線路は単線で、少し登ったら進行方向を前後逆にしてジグザグに上がっていきます。スイッチバック方式というらしいのですが、こんな面白い鉄道は他にもあるのでしょうか?そして、途中で何カ所も、上下線のすれ違いを行う為の中継所が存在します。

何度乗っても飽きることはなく、子供が喜ぶこと請け合いです。「箱根彫刻の森」は終点の強羅のひとつ手前の駅です。

梅雨の時期には、線路際に植えた紫陽花が一斉に咲くことから、あじさい電車の別名も持っています。一番最初の車両はヨーロッパから輸入されたものだったそうですが、その後少しづつ変化してきました。

小田急ロマンスカーの変遷と共に、私の記憶の中に残っています・・・


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

2006年10月22日   東武鉄道 ボンネットバス


今日、東京の東向島にある東武博物館に行ってきました。

ここは東武鉄道の歴史を見ることが出来るもので、現役を退いた懐かしい交通機関のあれこれを見ることが出来るものです。中でも目をひいたのは、レトロデザインのバス。普通のボンネットバスとはちょっと違っていました。

私はこのデザインのバスは実生活で見た記憶がありません・・・
しかも車内に入ると、運転席の隣に大きな丸いユニットが・・・
これはボンネットに収まっているはずのエンジンシャフト部がカバーに守られて車内に飛び出ているのでした。結果このバスは、ボンネットバスと同じ構造であると思われます。ちなみに製造年月日は昭和26年製。

部分的に古さを感じさせはしますが、全体的にはハイセンス。こんな粋なものが走っていたとは、昔のデザインも捨てたものではありません。外側の形状だけ復刻させたものを造ってもらいたいものですが・・・


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

2007年05月19日   クィーンエリザベス2世


名の知れた豪華客船と言うと「クィーンエリザベス2世(QE2)」があります。

1969年に就航して以来「海に浮かぶ街」と呼ばれ、世界中の海を航海してきた有名な船です。30年以上活躍したその船体は、幾度となく大幅な改修工事を受け 今なお健在・・・全長296m 約7万トン、乗客定員1741名(乗組員数1015名)21世紀に入った昨今、14万トン級の豪華客船も珍しくなくなりましたので、特別大きな船では無くなりましたね・・・それでも抜群のステータスを誇っている存在に陰りは有りません。

私は横浜に20回目の入港をしたQE2の勇姿を見に行きました。
2004年の3月1日のことです。折しもこの年の1月には、同艦を所有するキュナード社が10万トンクラスの新造豪華客船「クィーンメリー二世(QM2)」を竣工させた年でもあります。QE2はQM2にバトンタッチして引退か?という噂も流れました。

その日の横浜は大変寒く、強風と共にみぞれ混じりの雪が降っていました。それでも一度は実物を見ておきたいという気持ちが抑えられず、カメラと重たい望遠レンズを鞄に詰め 三脚を担いで出かけたのですが・・・

QE2が接岸している外国客船ターミナルは 悪天候にも係わらず、もの凄い人だかりでした。思うようにベストポジションにも近づけず、私は鼻水を垂らしながらうろうろしておりました(苦笑)寒さを甘く見て手袋を持って行かなかったのが災いし 手が凍えて撮影は大変でした。風でカメラが揺れるので、自分の体で守りながらシャッターを押す・・・気がつくとレンズにみぞれがこびり付いて撮影がうまく行かない・・・

目の前のQE2はシャープなボディラインが大変美しかった。船体の下半分がダークな配色の客船というのは意外と少なく、現在は全体が白っぽいデザインが多い様なのです。

小一時間様子をみながら、みぞれと風が少し治まったところで空が少し明るくなってきた・・・そこで何枚か撮ってきました。キヨハラソフトで雰囲気を狙ったカットも撮ったのですが、結果は今ひとつといった所です・・・その日の灰色の空と黒っぽい船体のQE2。そのモノトーンに近い雰囲気が印象的でした。


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

2008年10月20日   多摩モノレール


子供の時分にわくわくして乗ったのりものが有ります。

モノレール

その字の通り、レールが1本(モノ)である交通機関。何故子供が喜ぶか?というと、その視界の良さが楽しいのは確かな事でしょう。
何しろ高い陸橋の上に線路があり、周りに全く壁が無いのですから。
先日、多摩動物公園に行ったのですが、その帰りにモノレールに搭乗。
やはり通常の電車に乗るのとは感じが違い新鮮でした。この路線を通勤に使っているこの地区の人が羨ましくなりました(笑)

帰路に乗ったので、途中JR立川駅前で降りました。
街中を突っ切るモノレールの柱は、本来なら視界を邪魔する余計な建造物かと思います。それでも車両が行き来するその様を見ていると、そんなに悪い風景に見えないのは不思議なこと・・・昔絵本で見た未来都市のイメージにも近い感じ。私は鉄道オタク程では有りませんけれど、モノレールの写真を撮るためにその場でしばらく時間を潰しておりました・・・


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

 


2009年06月04日   江ノ島電鉄 < 江ノ電 >


先日 鎌倉へ行って来ました。

私の中では・・・
湘南と言えばサーファーのメッカで、サザンの唄が流れるイメージ。
その海岸沿いを走る江ノ島電鉄(江ノ電)も有名かと思います。

映画などでその様子は見て知っていましたが、乗った事がありません。
今回初めて乗ってみて、とても面白い鉄道なのだと分かりました・・・
単線で、途中 住宅街の路地裏を走っている風景は昭和の風景を感じます。

最後尾に乗っていたところ・・・
家の裏口をかすめながら走る庶民的な 情緒が楽しめました。
途中たくさん乗り込んで来た学生さん達は・・・
とても良い環境で学べてうらやましくも感じます・・・



湘南の海


路線の区間はけっこう短く、鎌倉から江ノ島までの所用時間は23分と
表記されておりました。


SIGMA DP1 ISO100〜400 MF プログラムモード RAW


1番目   鎌倉駅ホーム
2番目   車両運転席
3〜6番目  路線風景
7番目   江ノ島駅


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

 


2009年06月06日   湘南モノレール


先日鎌倉から江ノ島へ行った時のこと・・・
江ノ島からは湘南モノレールを使って鎌倉まで戻りました。

このモノレールはいわゆる懸垂式(吊り下げ型)という奴で、下方の視界が大変良いです。同じ形式は千葉市の都市モノレールがあり、フランスから導入したサフェージュ式というのを元にしているとの事。千葉市は自分の住んでいる所から割と近いのに、普段用事がないので立ち寄らず、そのモノレールは乗った事がありません。そちらも近いうちに乗ってみたいですね・・・
面白いのは車体が下に向かってすぼまった台形であること。本来垂直である部分が傾いて見えて、不安定な感じさえします。

モノレールの良さは、踏切などが存在しないこと。
途中進行を妨げるものが一切存在しないので、その運行はスムーズです。
今の交通事情にマッチしている大変魅力的な鉄道だと思います・・・

SIGMA DP1 ISO200〜400 MF プログラムモード RAW


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

 


2010年07月25日   新京成電鉄 800系



新京成電鉄というローカル線の線路際を通りかかりました。すると、やたらに大勢のカメラマンが集まっていました。っと言うことは、何やら珍しい車両が通るのだな!?とすぐに気づきました。iPhoneを取り出して、新京成のHPをぐぐってみると・・・旧型の800系という車両の引退運行があるとのこと。二度と撮れない被写体だと判ると、そのまま無視して通り過ぎることなど出来ません。それはカメラマンの性というもんです(笑)サイト情報には運行ダイヤも出ていました。今日のシャッターチャンスはたったの二回のみ!?そこで本気の鉄男さんたちに混じって、私もにわか鉄道カメラマンに変身しました・・・まずは通常の車両にレンズを向けて撮影の練習。これはテニスの素振りみたいなもんです。けっこう速いスピードなので、絶好の構図・シャッターチャンスは恐らく一度っきりでしょう。

そうして待つこと30分。その800系は記念のプラカードを先頭に付けて現れました。ああ、この車両は今までにも何度か見た記憶がある。これで見納めになってしまうのか・・・そう思うと少し寂しくなりますが、ここで記念の一枚が撮れたので良い区切りとなりました。写し方は工夫の無い平凡な1ショットですが。たまにはこういう被写体を狙うのも悪くありませんね・・・


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

 


2012年1月17日   ボイジャー・オブ・ザ・シーズ号



先日のイタリアの豪華客船「コスタ・コンコルディア号」の座礁事故のニュースには、私は大変ショックを受けました。全長290m、総トン数11万4千トンの大型客船が起こした大惨事。
事故を起こしただけで無く、避難活動がお粗末で死者まで出すなんて!原発と一緒にしたく無いですが、それこそこれほどのアクシデントが起こる確立は無いに等しいと言われていたのです。私は今まで豪華客船には二度ほど乗船したことがありますので、ニュースで傾いた客船の姿を見たときには目を疑いました。こんな事はパニック映画の中だけであって欲しい。有名なタイタニック号の悲劇を彷彿とさせますね。

・・・ついでながら、まだブログでもコメントして居なかったので、この機会にちょっとだけ豪華客船というものを紹介します(写真を蔵出し)私はかつて新婚旅行ではカリブ海へ豪華客船のクルーズに行きました。乗った船は「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ号」。アメリカのロイヤルカリビアン社の豪華客船。全長310m、総トン数 13万8千トン。日本海軍の戦艦大和が全長263m、基準排水量6万4千トンですから、倍以上の巨大な船と言えます。喫水線上の船体は11階建てのビルディングの高さに相当!



乗客定員が3114名なのですが、その半数以上は乗組員スタッフなのですね。お客よりも多いのです。それは最高のエンターティンメントサービスを提供する為のものだから。豪華客船の内部は、それこそ動くホテルそのもので、広大な空間があり、あらゆる施設と娯楽サービス・アトラクションが用意されています。

贅沢なクルージング旅行であるのは事実ですが、オフシーズンというお得な季節を選べば、意外な程安い費用で乗船することが可能なのはあんまり知られていない様ですね。2~3月の中の限定した日を選べば一般の新婚旅行の費用とそれほど変わらなかったりするのですよ(通常のシーズンの1/2~1/3)

今後また私が豪華客船に乗る可能性は高くはありませんが、またいつか乗ってみたいなと思える体験でした。普段とは違う雰囲気の充実した気分に浸れますので、生涯に一度くらいは乗ってみることをお勧めします。それは一生忘れることが無いだろう良き思い出になること請け合いです。

文頭に引き合いに出した今回の事故は本当に悲劇でした。通常 全員が避難できるだけの救助ボートが装備されておりますし、乗ると必ず全員参加しての避難訓練に参加させられます(写真は体験した「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ号」での避難訓練風景)


印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

 


2012年8月25日   昭和時代の懐かしいバス



今日は千葉県富津市にあるマザー牧場に行って来ました。目的はそこにある施設で「アンパンマンショー」があったから。娘は今 アンパンマンにはまっているので見せてやりたかったのです。しばらく前にも横浜のアンパンマンこどもミュージアムに行ったばかりですが、調べてみると全国各地で色々なアンパンマンのアトラクションがたくさん行われていて、それはどさ回り状態。探せばしょっちゅうやっているのですね。

でも本題はそちらでは無くこの古いバスの方。千葉も少し半島の先の方に行くとかなり立派な田舎です。そこで走っている路線バスを見て私はぶっとびました。何しろそれは私が小学生の頃に乗っていたのにかなり近い形式の車両だったので。乗るとすぐに分かります。独特な臭いがするのです。何かというと、それはバス車内の床が木張りであること。一昔前はそれは当たり前でした。私鉄の電車の車両だって床は木だったのですよ。例えば都内を走っている井の頭線も昔は床は木でしたから・・・木であると何が臭うのかと言うと、それはワックスの香りです。木材を長く持たせる為にはワックスコーティングを定期的に行わなければならないもの。それが独特な香りを放つのです。正直言って臭い!一瞬にして思い出しましたが、その臭いを嗅いでいると私は車に酔うのです。案の上 JRの駅からマザー牧場に着くまでの約20分間でかなり気分が悪くなりました・・・

まぁそれは置いておいて、古いバスの車内にはかつて見慣れたものがあちらこちらに。例えば 天井近くには電車と同じように荷物を載せる棚がありましたし、降車を知らせるボタンには長いキャッチが書いてある。乗降扉の付近には非常用の器具などが入った木箱が置いてある・・・それらはかつてみな当たり前の風景でした。

今日はマザー牧場は子供のために行った訳ですけれど、現地に着くまでの僅かな時間に私はとてもうれしい体験が出来てとてもうれしかったです(車酔いさえも懐かしくてまぁ良しとします)



撮影:iPhone4 で撮ってます。旧型でもこの位写ります(要 画像処理)昨年出たiPhone4sの画質はかなりアップグレードしているのでショックを受けました。早くiPhone5が来ないかな。ブログ用の写真はソレで恐らくもう充分なクォリティになる事でしょうから。

印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |